当時の私は、子どもが生まれて生活が激変し、慣れない育児、寝不足の日々(夜も抱っこしてないと寝ない赤ん坊だった)、貧乏性故に「育児休暇中です」なんて風に仕事も断れず締め切りに追われる日々(イラストレーターやってます)。
気分的には先の見えないトンネルの中を全速力で駆け抜けてる状態だった。 |
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思えば大好きなお酒も妊娠と共に我慢し、産後10ヶ月。当然と言ったら当然だけど、友達と夜飲みにも全然行っていない。
私もしかしたらすごく頑張ってるんじゃないか? そろそろご褒美、いいのでは? |
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さらに「子どもができたから自分のやりたいことができなくなった。」って言いたくなかったし思いたくなかったから、赤ちゃんと二人でも海外で楽しめるんだ!って自分で納得したかったのもあったのだろう。 |
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一旦思ったら脳も体も暴走するタイプの私は、一気にネットで色々調べ上げ、子連れ海外旅行の切符を手に入れた。 |
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そして実際子連れで降り立った韓国、今までツンとしてて無愛想だと思ってた百貨店のお姉さんが仕事そっちのけで集まって来てマリを抱っこしてくれた。
ベビーカーを押して階段のところで立ち止まるとすぐに誰かがベビーカーをもってくれた。
お粥やうどんなど赤ちゃんから食べられるものがいっぱいあった。 |
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何より、異国の地に赤ん坊と一緒に居るんだ!というえも言われぬ高揚感。 |
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更に旦那を置いて自分の好きなことができた!という達成感からか旅の後は旦那にとても優しくなれた。 |
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とにもかくにも、大人だけで行っていた韓国とは全く違う顔を見せてくれた子連れソウルの旅。
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子連れってハンデどころか旅行をこんなにおもしろくしてくれるんだ!という事を体感した事が、何よりものすごく衝撃だった。 |
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そしてなんまと、子連れ海外旅行にはまっていき、特に韓国には何度も行く様になっていった。 |
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